出典:「Iwasaki Hiromi Official Site(https://www.three-g-company.co.jp/)」
出典:[YouTube] 「聖女たちのララバイ」by 岩崎 宏美
あなたのまわりにこんな人 いませんでした?
「それほど男前でもないのに、なぜか女子にモテモテな奴」
では、こんなことは?
「それほど仲も良くない奴なのに、頼まれると、なぜか「しょうがないなぁ~」と引き受けてしまう」
私の昔の会社にもこんな先輩がいらっしゃいました。
Mさん
「初対面にも関わらず、お客と5分で打ち解け、そのまま2次会へ
でも、お酒は飲めない。
なので、スナックのお姉さまに
「あの人、飲んでるのウーロン茶だよ?」
というと
「またまた~。一番酔っぱらってるじゃないの~(笑)」
と言われる。
Kさん
「一番、効率が悪いと言われている飛び込み営業(いわゆるドブ板営業)なのに
なぜか、新規のお客さんの名刺をたくさん持っている。
そして、なぜか受付の女性と仲良し」
Tさん
「お客さんから「御社が一番高いので、今回は申し訳ないが競合さんへ・・・」
と当時の私ははっきりと言われたのに、ふら~っと行ってきて
「おい、注文書もらってきたぞ」
と帰ってくる名物営業」
巷では
「一流がやっていること」
とかの類の自己啓発本が売れていますが
はっきり言います。
真似は無理です。
なぜならば、これは生まれ持った才能(特徴という表現の方が正しいでしょうか)だからです。
そして、この才能を否定しているのが、あの有名なキーエンスさん。
どんな変化球がきても、アドリブで対応できる天才営業は必要としていません。
代わりにいるのが、多くの舞台を経験した戦士たち。
「ライオンキング型」と呼ばれているらしい。
「ロールプレイング」という名の日々の教育はかかせません。
上司からの手ごわい質問にも応戦しなければなりません。
したがって、お客からの質問には完璧に回答します。
ときには、お客が自ら気づいていないニーズでさえも掘り当てます。
即見積。即断 即決。
大きな商品も常日頃、アタッシュケースで持ち歩いており
お客の目の前で実演します。
この業界では考えれませんが、面談後、即日注文頂けるケースもあるらしく
それがあの高収益な会社をつくりあげているのかもしれません。
一方、私の昔の会社の技術のDさん
技術なのに(語弊のある表現ですね・・・)営業トークがうまい。
生産技術の知識もバツグン
お客さん受け最高
でも会社全体の売り上げは伸びない。
なぜか?
属人的すぎるからです。
どれだけ優秀な販売員でも
質のある面談をしようとすれば
せいぜい、1日で訪問できる顧客数は
午前 1社
午後 2社
計 3社
でしょう。
(ただし、ニデックさんはノルマ6社。キーエンスさんは5社です汗)
さらに、週に一日は会議やら事務仕事等に時間をさかれることを加味すると
3社×4日= 12社/週
そして、どれだけ優秀なバッターでも打率は3割
イチロー選手は超一流ですが、イチロー選手でも10球の内、7球はアウト
そう考えると、うまくお客さんに訴求することが成功し
新規顧客から見込み客(リード)にシフトできたとしても
12社×30%=3.6(社)
そこからさらに受注につながる確率は?
・・・
従って、上記のDさんのように、どれだけ素晴らしい販売員がいても
受注が伸びない理由は明確です。
そして、上記に登場した私の大先輩の名物営業 Tさんの一言
Tさん:「おい、〇〇(私の名前)
今期の受注目標達成したらしいな。
だがな、お前の顔に
「私のおかげ(能力で)で受注ができました」
と書いているぞ。
もし俺の予想があっているなら、そんな考えはいますぐ捨てろ。
人は一人ではなにもできない。
お前が一人で機械をつくれるのか?
だから、日々、周りのみんなに感謝の気持ちを忘れずに行動するんだ。
それは当然、お客も含まれている。
俺の言っていること、分かるか?」
そこでご質問です。
天才肌タイプも努力家タイプもどちらも優秀な営業ですが
貴社ならどちらの方を採用いたしますか?
答えはお任せいたしますが、確かなことはただ一つ。
両者とも、傷を負った戦士であることに変わりはないということ
【追伸】
私の知り合いのキーエンスの営業の方は
エジプトに旅行に行ったときに
天才的に話がうまい露天商にあい
100万のギャッベを買ったらしい・・・
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