「ヤマザキマザック」

出典:「ヤマザキマザック株式会社公式サイト(https://www.mazak.com/jp-ja/)」

私は山崎社長(今は会長)のファンである。
工場へ伺った時には、業界では有名でなおかつ、お偉い方にもかかわらず
時間を見つけて必ず挨拶をしてくださる。
社長はいつもこうおっしゃった。

「儲かっていますか?
お客様が儲かっていないと私たちの価値はないですから。
私達の機械でどんどん儲けてくださいね!」

魂が揺れる。なかなか言えることではない。

一方、あるメーカの対応。(企業名は伏せます)
社長、役員はおろか、部長クラスも挨拶してくださらない。
私は別に文句を言っているわけではない。
製品を購入したからと言って、森社長(DMG森精機)や永守代表(ニデック)が挨拶することなど
どだい無理な話だ。

ただぁ!(粗品さんごめんなさい笑)

中小企業にとって、工作機械を買うことは命がけなのである。
設備投資が足を引っ張り、倒産することは珍しくない。
そんな命がけの決断に、山崎社長が感謝の意を形で示してくれるのが嬉しいのである。

話を元に戻そう。
そのメーカの対応である。
営業の方からは
「申し訳ございません。本日はあいにく皆 出払っておりまして・・・」
とおっしゃっていたが、応接室から手洗いのため、部屋を出ると
決して盗み見をするつもりはなかったのだが
いるはずのない社長や役員が私より広い部屋でだれかと面談しているのが見えてしまった。
その方はどこかで見たことがあるお顔だなと思っていたら、その会社の前社長であった。

そう。前社長>ユーザ(私)なのである。
大企業の社長、役員など所詮、雇われの身。そりぁ、ハードワーキングで家族を犠牲にして毎日毎日働いているかもしれない。
しかし、家族みたいに思っている私の従業員達を路頭に迷わせるわけにはいかないと
必死で毎日戦っている経営者とはわけが違うと思っている。
(そう思わなければやってられない)

昔、高校の頃の教師が偉そうにこういった。
「今日、電車でご老人に席を譲らない中学生(男子)がいた。
ところが、その中学生の一人は間もなく本校に現れた。彼は本校の推薦入学志願者であり
本日が面接日だったのである。先生は学年主任と相談し、彼を落とすことにした。
君たちも日頃の行いには気を付けるように!」

そういう意味だと、そのメーカも中学生も運が悪かったのかもしれない。

上の高校教師はフェアではない。
しかしながら、お天道様はいつも上から見ているのである。

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