「ドリフ外来」

「いつの日か 清潔な襟をした精神科の医者がオレにこう訊くだろう
あなたはいったいどんな気持ちで車を盗むのかと」 

 

ドリフ外来という言葉をご存じだろうか。

「眠れていますか?」
「日中は外出していますか?」
「食事はとれていますか?」

と毎回同じセリフをはくのだ。
それで診察はおわり。

「眠れていません」
と答えると
「では、お薬を少し増やしましょうね」

「日中、家にずっといます」
と答えると
「では、セロトニンがでますから、太陽の光でも浴びて、図書館にでも行きましょうね」

まるでドリフの様だ。

でも仕方がない。

毎日毎日、ふさぎ込む患者と何人も会話するのも医師も苦痛だろうし
親身に話を聞いて、一人一人に30分以上も話しを聞いていると病院が回らない。

日本の闇を精神科が請け負っているような気がする。

ただぁ!(粗品さんごめんなさい)

私達の頼みの綱はあなただけ

紙をくしゃくしゃに丸め
ゴミ箱になげ捨てるだけような毎日

もっと笑いたい
もっと食事をたのしみたい
もっと家族とはなしをしたたい

それすらできない毎日
終わらない自己嫌悪
生きているのかどうかもよくわからない

あなたにとって私は幾多の患者の中の一人だが
残念ながら私にとってはあなたしかいない

昔、精神科に通っていた。
その精神科の医者の方がよっぽど病気

1年くらい通ったあと、たまらず転院することを決めたが
これがまたストレスであった。

まがりなりにも、1年間 悩みを聞いてくれた医者。
情だって多少はある。
医者は転院の意思の理由を聞いてくる。
(転院には紹介状が必要)

けれども

「あなたじゃダメなんです」
「あなたじゃ治らないんです」

とは言えない。
さらに病状がひどくなりそうだ。

踏ん切りをつけ、やっと転院することができたが
新しい主治医が〇井 先生
「〇石川メンタルクリニック」の医師
名医だった。私はついていた。

まず、初診で怒られた。
なぜ怒られたのかは忘れてしまったが
今までかかった精神科医は当たり障りのないことしか言わないので
衝撃的であった。

そして、私が先生に心を開いたのは

「調子はどうですか?」

と聞かれたときに

「今日はボチボチです」

と答えたところ、ガッツポーズで

「よっしゃー!」

と叫んだことだ。

私は命を救われた。

出典:「ユニバーサル ミュージック合同会社 公式サイト(https://www.universal-music.co.jp/blankey-jet-city/)」
出典 :「車泥棒」 by BLANKEY JET CITY
出典:[You Tube] 「車泥棒」by BLANKEY JET CITY

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